アクションフローのアイテム「変数」とは?
アクションフローのアイテムの一つである「変数」を使うと、動的に変更される情報を音声・メールで通知することができます。
変数には、ユーザが自由に定義する「ユーザ変数」と、Symphony Callサービス側が提供する「システム変数」があります。
変数アイテムで定義したものがユーザ変数となり、メール連携での通知実行時、API経由での通知実行時にも、ユーザ変数を指定できます。
また、ユーザ変数、システム変数ともに、大文字・小文字を区別しますので、変数定義時、参照時には気を付けてください。
システム変数とは?
システム変数はSymphony Callサービスが提供する変数で、「SYS_CALL_END」、「SYS_MESSAGE_LOOP」、「SYS_RES_AGGREGATE」以外の変数については、書き込み不可で参照のみとなります。
システム変数には、以下のようなものがあります。
システム変数には、以下のようなものがあります。
システム変数 | システム変数が指定された場合に返却する値 |
---|---|
SYS_FROM_TELNO | 発信元の電話番号 |
SYS_TO_TELNO | 発信先の電話番号 |
SYS_DATE | 現在日付(処理が実行された時の日付/年月日) 例:2016年4月20日 |
SYS_YEAR | 現在の年の数値(処理が実行された時の年) |
SYS_MONTH | 現在の月の数値(処理が実行された時の月) 例:4 |
SYS_DAY | 現在の日の数値(処理が実行された時の日) |
SYS_TIME | 現在の時間(処理が実行された時の時間/時分秒) 例:20時30分40秒 |
SYS_HOUR | 現在の時間の数値(処理が実行された時の時間) |
SYS_MINUTE | 現在の分の数値(処理が実行された時の分) |
SYS_SECOND | 現在の秒の数値(処理が実行された時の秒) |
SYS_WEEK | 現在の曜日(処理が実行された時の曜日) 音声とメールの場合の置き換えは、「月曜日」などの日本語の形式、 条件分岐での変数比較時の置き換えは、曜日を指す以下の数値 0:日 1:月 2:火 3:水 4:木 5:金 6:土 |
SYS_CALL_START_DATETIME | 通話を開始した日時(年月日 時分) 例:2016年4月20日 20時30分 |
SYS_CALL_TIME | 通話時間(秒)の数値 通話が開始されてから現在までの通話時間(処理が実行された時までの時間) |
SYS_CALL_END | 通知完了扱い(通知リトライを行わない)とするかどうかを設定する (1:通知完了 0:通知未完了) 本変数は、書き込み可能とする |
SYS_NAME | 指定した通知先名 |
SYS_KANA | 指定した通知先フリガナ |
SYS_GROUP | 通知先グループを指定して通知を行った場合の通知先グループ名 |
SYS_CALL_SEQUENCE | 電話通知の方法 音声とメールの場合の置き換えは、「同時」「順次」のいずれか 条件分岐での変数比較時の置き換えは、通知方法を指す以下の数値 0:同時 1:順次 |
SYS_NOTICE_TYPE | 電話通知の種別 アクションフローを用いた電話通知の場合はアクションフローの内容に依存するため、本変数の値としては「音声のみ」の扱いとなる 音声とメールの場合の置き換えは、「メールと音声」「音声のみ」「メールのみ」のいずれか 条件分岐での変数比較時の置き換えは、通知の種別を指す以下の値 all:メールと音声 sound:音声のみ mail:メールのみ |
SYS_SCHEDULED_TIME | 通知予定の日時(年月日時分) 音声とメールの場合は、YYYY年MM月DD日hh時mm分のフォーマットで、条件分岐での変数比較時の置き換えは、YYYYMMDDhhmmのフォーマット 条件分岐の場合の置き換え例)20160420153 |
SYS_STARTSOUND_MESSAGE | アクションフローを使用しない通知の場合の、冒頭メッセージの指定内容 |
SYS_SOUND_MESSAGE | アクションフローを使用しない通知の場合の、通知メッセージの指定内容 |
SYS_CALLBACK_URL | 通話終了時のURLコールが指定された場合のURLの内容 通話終了時のURLコールは、メール連携時の通知実行時、API経由の通知実行時に指定可能 |
SYS_FLOW | アクションフローを用いた電話通知の場合のアクションフロー名 |
SYS_MAIL_MESSAGE | メール連携を用いた電話通知の場合のメール連携用メールの本文の内容 |
SYS_MESSAGE_LOOP | ランダムアイテム、Inputアイテム前の再生アイテムの音声再生回数を指定する (再生回数を指定しない場合は、6回まで再生が繰り返される) 本変数は、書き込み可能とする |
SYS_RES_AGGREGATE | アクションフローを用いた電話通報でダイヤルアイテムの操作ログを取得するかどうかを設定する (1:取得する0:取得しない) 本変数は、書き込み可能とする |
ユーザ変数とは?
ユーザ変数は、ユーザが自由に定義できる変数です。
アクションフローの「変数」のアイテム、もしくは、メール連携のパラメータ、APIのパラメータで定義します。
アクションフローの「変数」のアイテム、もしくは、メール連携のパラメータ、APIのパラメータで定義します。
【アクションフロー 「変数」アイテム設定画面】
下図の画面で設定した変数が「ユーザ変数」となります。
下図の例では、「TEST_VARIABLE」が変数名、「10」が変数に割り当てる値となります。
下図の例では、「TEST_VARIABLE」が変数名、「10」が変数に割り当てる値となります。

【メール連携用のメールサンプル】
「SYS_xxx」のように、「SYS_」が付かないパラメータが「ユーザ変数」として扱われます。
下記のメール連携用のメールサンプルでは、①部のものが「ユーザ変数」となります。
下記のメール連携用のメールサンプルでは、①部のものが「ユーザ変数」となります。

【APIコールのサンプル】
「sys_xxx」のように、「sys_」が付かないパラメータが「ユーザ変数」として扱われます。
下記のAPIコールのサンプルでは、「test_variable」が「ユーザ変数」となります。
下記のAPIコールのサンプルでは、「test_variable」が「ユーザ変数」となります。
